ナカノブひとりぼっち

(日常はあっけなくデストロイされちまった!)

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ファンの態度についての諸見解

最相葉月の『星新一 一〇〇一話をつくった人』の中にこんな部分があった。

(11月25日追記:コメントでの指摘を受け、本腰を入れて本棚を掃除したところ、本を見つけたため、訂正し、加筆した)

星新一のファンクラブ、『エヌ氏の会』の代表である林敏夫氏は、ファンクラブの会報に批判的な記事を書いた会員に対し、抗議文を送ったことがあるとのこと。

林氏の見解の要旨は、おそらく以下のようなものだろう。
上の本のP.484中ごろ。

『ファンクラブとは、その作家がいかなる状況にあっても変わりなくエールを送り、支え続ける応援団のような存在である。たとえ会心の作とは思えなくても、作家の生理を理解し、静かに寄り添い快復を待つ。流行っているから読んでみたという、にわかファンとはまったく異なる。不満があって、ルールが守れないなら、脱会すればいい。』


私はこの見解に若干の違和感を感じた。批判的な見解なしに批評なんてありうるものなのか。上記の見解によれば、ファンは作品についてポジティブな意見しか述べてはならないということになる。作品がつまらなくても褒めるべきなのか。林氏の見解もそこまでは言ってはいないようにも思えるが、作品がつまらなくても褒めるべきであるとする見解があるとして、仮に、その見解を①ファン・ポジティブ説と名づける。

しかし、ファン・ポジティブ説にも一理なくはない。作家に「最近の作品はつまらないですね」といってもモチベーションが上がってよい作品を書いたりするようになるというものではない(物書きの作業はサラリーマンの営業成績なんかとは違うことだろう)、だとすれば作家の精神をポジティブな状態に保つことが作家が良作を生むことができる環境につながり、結果としてファンも喜ぶ、という循環が想定されているのだと思う。

この説に対して、ファンの発言につき、面白かったら面白いといい、面白くなかったら面白くないというべきだという見解―これを仮に②ポジ・ネガ説と名づける―があるだろう。ごく自然な読者のそれであり、読者ならこうあるべき気がする。私も当然こうだと思っていた。

そう思っていたのだが…上記二つ以外にも見解があるようだ。私の友人が提唱する説は以下のようなものだ。

ファンといえども対価を払って作品を読む読者である以上、自由な発言が許されてしかるべきだ。しかし、真摯なファンならば、作家がよい作品を生み出すことができること、そしてその作品を享受できることこそを最上の喜びとするべきだ。だとすれば、作家が前向きな精神状態になり、良い作品を生み出すことができるようになるべきことがもたらす利益が、ファンが自由な発言をなしうる利益に優越する。

したがって、ファンは作品を褒める意見は積極的に行うべきだが、ネガティブな意見はあまり公にするべきではない。具体的には、作品が面白かったら褒め、作品が面白くないときはじっと耐えて何も言うべきではない、とする―これを③ポジ・ゼロ説と名づける―。


なるほど。こういわれてみると、なんだか③ポジ・ゼロ説には一理あるような気がしてこないでもない。

これらの説の違いは、ファンに一般の読者と異なった義務(つまらない、という批評をすることを差し控える義務)を認めるか、認めないかという点で違いが出てくる。もっとも強くその義務を認め、かつ、つまらない作品であっても褒め義務までも認めるのが①ファン・ポジティブ説であり、まったく認めないのが②ポジ・ネガ説であり、その中間説が③ポジ・ゼロ説ということになる。

上記の林氏の見解におけるファンクラブの会員についての『にわかファンとはまったく異なる』という認識は、まさにこの点を踏まえたものだろう。にわかファンとは異なるファンクラブの会員は、作品についてネガティブな批評をしないという不作為義務を負う、ということが氏の見解の主眼なのだと私は解釈している。

どの説が妥当かということは一義的には決めがたいだろう。
個人の性格によるんじゃないだろうか。

また、作家の性格にもよりそうだ。島本和彦は『吼えろペン』のあとがき部分で編集者の仕事は作家をいい気分にさせること、と述べていた気がする(これも本がどこにあるかわからないのではっきりいえないのがもどかしいところだ)。そのような作家のファンにはより強く「ファンはネガティブな批評をするべきではないという義務」が認められやすくなるだろう。

ただ、ファン倫理としては③を採る人が多い気がする…統計をとったことなんてないので個人的な感想だけれども。とくにミステリ作家とか少女マンガ家とかについては、ファンは③で行くべし、という雰囲気が確かにあるかもしれないね。


追記:
理論的には常に作家を厳しく批評する④ファン・ネガティブ説というものも考えられるが、たぶん作家というのは体育会系の精神構造を持ってなさそうだしなあ、実際にこういうことをする人がいるとは考えにくい。映画評論家とかはこういう人もいるけど。

追記2:
本棚、掃除します。

追記3:(11月25日)
本棚、掃除しました…が、まだ中途です。
コメントでご指摘くださったケチャンさん、どうもありがとうございました。
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ナギいいなあ

拝啓

冬になったせいか、空が澄んで遠くの景色も良く見えるようになってまいりました今日この頃。皆様は連休をいかがお過ごしでいらっしゃいますか?そもそも連休がない人もいらっしゃるでしょうけど。私はBSの千桜さんとだいたい同じようなことをしていましたよ。バーチャル里帰りをしようと思ったのですが、私の場合、実家が田舎過ぎてグーグルストリートビューでは里帰れませんでした。

さて、今週のハヤテのごとく!は愛という形而上の存在を探究する少女の犠牲となって、その従者(タマ及びハヤテ)が苦難の道、ラブの道をひた進む、というドストエフスキー的文学巨編でしたね。来週に続くので次回も含めて巨編ですね。次回では肉体的な刺激という形而下の愛を二人が紡ぐというマルキ・ド・サド的展開が見られるのでしょうか。
楽しみです。

そして、そんな悪徳の栄えを幇助するのが愛歌さんでしたね。しかし愛歌さんは科特部でいうと部長のポジションなんですか…私はてっきり改蔵の母親あたりのポジションなのかと思っていたのですが(どっちでもいいですが)。ラブ師匠のラブ☆メールマガジンを私も読んでみたいところですよ。きっとそこにはラブ涙色。思春期ガールが泣いて喜ぶよなラブがてんこもりなんでせうね。止めてくれるなおっかさん、背中の銀杏が泣いている。

ナギはナギでハヤテにセクハラ且つパワハラを仕掛ける日々。いいなあ。ナギいいなあ。ハヤテは愛歌さんにもセクハラを仕掛けられている事からしてセクハラを仕掛けられやすい体質なんでしょうね。たぶんハヤテの血中ホルモンだかフェロモンだか、どこかにそういったことを惹起する何かがあるのでしょう。いいなあ。ハヤテいいなあ。

追伸:
87ページによると、ナギはハヤテがロリコンだと確信しているようですね。でもナギ自身成長するわけで。するとナギは、いつか自分が成長してロリっ子キューティの範疇に収まらない存在になったときにはどうしようと思っているのでしょうね。ハヤテにとってのナギは光源氏にとっての紫の上的なものだと考えれば大丈夫なのかもしれませんが…

テーマ:ハヤテのごとく! - ジャンル:アニメ・コミック

祝200話!そして人気キャラ投票と男の子について

拝啓

大学のキャンパスの銀杏の葉が色づいてきました今日この頃、皆様はいかがお過ごしでいらっしゃいますか。私は麻薬Gメンとして悪の秘密結社フロシャイムを追う、日々是戦いな毎日です。

戦いの毎日につかの間の休息、毎週水曜日の憎いあんちくしょうとして愛読されているハヤテのごとく!も祝連載200話ですか。畑先生、連載200回おめでとうございます!すばらしい業績ですよ。まさに賀すべきことですね。

しかし、先週の水曜日、私が家庭教師のバイトを終え、サンデーを買おうと近所のコンビニに立ち寄ったのですが、サンデーが売り切れでした。その日はコンビニを3軒ぐらい回ったのですが結局見つからず、日曜日に小さな本屋さんに置いてあるのを見つけるまで、ハヤテのごとく!連載200回記念のサンデーを入手できなかったのですよ…ハヤテのごとく!が表紙を飾っているときは、私の近所のコンビニでは大抵サンデーが売り切れるのですが…コンビニ各社には商品の入荷について猛省を促したいところでありますね。

そして、200回記念ということで設けられたキャラクター人気投票にも、ささやかながら私の一票を投じて参りましたよ。ところで、ナギいわく「優勝した奴は脱ぐ」ですか。…

えー、特にそのこととは関係ないことでありますので誤解していただきたくないのですが、客観的事実として、少年漫画界には男の子のキャラが脱いでも乳首を描写しないという事実たる慣習がありますね。しかし、私は常々、この慣習が21世紀におけるジェンダーイコールソサエティーの理念に反するものであって未来志向の漫画表現においては打破されるべきなのではないか…そう考えておりましたのですよ。我が敬愛するサルトルの内縁の妻、シモーヌ・ド・ボーヴォワールも、その著作において「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」と言っています。女性らしさという概念は社会での単なる慣習に過ぎず、人間は生まれ持った特質を全肯定して生きていくことでこそ輝くという知見ですね。それを踏まえて考えるに、男の子のキャラであるからという理由で社会から乳首の描写を禁圧され、生まれ持った乳首の存在を抹消されるということがあっていいものなのでしょうか。いや、よくない(反語)。そして、今週のふろくのカードにおいてはナギお嬢様すら肌を露出する、いわんやハヤテをや(抑揚)。ということなのですよ。

なんだか自分でも書いててこの論証には無理があるなあと思いつつも、主張をやめたらジャーナリズムは死ぬと偉い新聞記者が言っていたので書きました。なお付言するに、ジェンダーイコールソサエティーの観点からは、執事は素肌にカッターシャツを着用するべきことが導かれるのではないかと思われることをも申し上げておきます。

それにしても、連載開始4年ですか…4年前は私は何やってたかなあ…そう考えると感慨深いですよ。初めてハヤテのごとく!GW編を読んだときは、本編ではGW編がいつ始まるのだろうかとか待ちわびに待ちわびていましたが、きちんとGW編がはじまりましたね。今後のハヤテのごとく!も楽しみですよ。個人的にはカッパドキア編が。私がカッパドキアを好きなだけですけど。


追伸:雪路先生は太ったのを気にしてるわりには割と横縞の服着てますね。

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サンデー売り上げ減について:雑誌読もうよ、とか

(気がかりなニュースを見たので予定を変更してお送りします)

日本雑誌協会の発行部数データを見た。
サンデーの売れ行きが芳しくないらしい。
昔から芳しいといえる状況にはなかったのかもしれないが。

かつては(20年くらい前かな?)『漫研のサンデー』と呼ばれ…『漫研のサンデー』でぐぐってみてもあまりヒットしないけど…けっこうコアめな若者をがっちりつかんでいたはずなのにそれなのに。

実は我がナカノブ文学会はサンデーを保存し始めてはや25年。25年分のサンデーはレンタルコンテナの大半を占める存在になろうとする勢い。
が、そのサンデーがここまでの売り上げ減!
創刊50周年なのに大丈夫なのか。

まさかとは思うがヤングサンデーみたいに別雑誌と統合とか、あまつさえ廃刊とかになったら私は泣くよ。三大少年誌で一番好きなのがサンデーだからなあ。雑誌は作品を集めたものであって、雑誌それ自体に価値は無いというドライな見方をすることもできるかもしれないが、雑誌の有するそれぞれのカラーには他に代えられないものがあって、雑誌という『作品の集合体』が無くなるというのがどうも雑誌のファンとしては悲しいものがある。

他にこの問題について言及したブログを探すと、二次元と香辛料というブログの一つの記事がサンデー売り上げ低下について言及していた。

上記の記事は、今のサンデーについて次のようにコメントしている。
『私としては、熱くなれる漫画が少ない……と感じます。』
なるほど。ネット上ではしばしば指摘されることだし、実際、多くの読者もそう感じているに違いない。

このような問題については、実際に人とあって詳しく話しを聞いてみたいところだ。
そこで、文学会の会合が今日あったことにかこつけて、他の人から意見を集めてみたよ。

一人目:文学会の先輩(27)男。

この人は13歳から27歳の今までずっとサンデーを読んできて、しかもナカノブ文学会所蔵の1983年以降のサンデーも通読したというコアなサンデーファンだ。ちなみに今、他に読んでいる雑誌は文芸春秋、文芸、群像、など。中学・高校はジャンプ、サンデーの両方を読んでいたらしい。彼に意見を伺ってみた。以下、その要約。

「最近のサンデーについてか…
そうだなあ、昔からのファンを捕らえているか否か、といわれたらどうだろうね。地下鉄なんかに乗っていると水曜日にはけっこう年の行ったサラリーマンが少年サンデー読んでいるのを見たりするけど、ああいう人たちってもしかしたらあだち充とかを読むために読んでるんじゃないかな、やっぱり。あだち充とか高橋留美子とか、作風が昔とほとんど変わってないから昔からのファンはずーっと読み続けたりするんじゃないか、とおもうんだけど。」

そして、今はあだち充も高橋留美子も書いてないから往年のファンはやっぱりさびしいんじゃないか、との意見だった。
私も特にあだち充については同感ですね。あだち充のほうはまた連載再開があるからいいですけれど。高橋留美子のほうは新連載が気になる。


二人目:文学会の同期(21歳)、男。

生まれて初めて読んだ漫画が『極楽大作戦』だったらしい。小学生のころだったそうだ。でもサンデーをすぐに読んだりはせず、中学のときは友達からジャンプを見せてもらったりし、高校に入ってから自分でサンデーを買うようになっていたらしい。あと高校のときにスピリッツを一時期買っていたらしい。その理由は『ヤンサンよりも大人向けっぽくて、背伸びしたい年頃だった自分にはぴったりだったから』。それってどうなんだろう、一般的な理由としては…ともあれ、その意見はだいたい次のごとし。

「サンデーの凋落?昔からそんなにみんなが読んでる雑誌って感じはしなかったけどなあ。高校でみんな読んでたのはマガジンだったよ。で、サンデーを買ってくる奴はマイノリティだったかな。結局まわし読みしてたけど。マガジンでは俺は『スクラン』とか読んでた。『ねぎま』?読んでなかったなー。

今のサンデーへの不満か…ギャグに欠けることかなあ。文学会の蔵書でサンデーコミックスとか読んだら、80年代後半ってけっこうギャグが多かったよな。90年代もそうか。安永航一郎とか、久米田康治とかは今でも記憶に新しいギャグ漫画だけど、さっき言った『極楽大作戦』もコメディ色が強かっただろ。でも、今のサンデーってあんまりコメディないだろ…バカ笑いできるようなのがほしいということはあるかなあ。『かってに改蔵』の10巻前後とかすごく面白かっただろ!今マガジンでやってる『絶望先生』は社会批評色が強くて、あるあるネタっぽくなってるだろ。初期の改蔵のほうはどっちかというと「ねーよ!」って言いたくなるような面白さだったのが多かった気がする。吉村さくぢが模型電車のすきまにナス置いたり。今の『絶望先生』はそれはそれで面白いんだけど面白さの質がちがうかなあ、とか思う」

なんか後半久米田康治話になってしまったが、たしかにギャグ漫画ないよね。ちなみに彼が好きなギャグ漫画は『ゲノム』だそうで…ぜんぜんサンデー関係ないな。

三人目:文学会の後輩(20歳)、女。

大阪出身。彼女は非常に厳格な家に育ったので…というわけでもないだろうが、少年漫画雑誌は、大学に入って一人暮らしするまで買ったことがなかったらしい。『小学○年生』に加えて少女マンガは『りぼん』を小学生時代読み、中学生、高校生の時代は花と夢コミックスの単行本とかを買ったりはしていたらしい。あと、兄さんがわりとオタクだったのであだち充とかは読んでいたらしい。それ以外は非常に正統派の文学少女で(高校時代は文芸部が無いので演劇部に所属していた)太宰治やら夏目漱石やら坂口安吾やらデュマやらを読んでいたらしい。

そんなおり、兄の本棚から『ハヤテのごとく!』を見つけて高校1年生のときに単行本で読み、ネコミミハヤテに衝撃を受け、畑健二郎の師匠ということで『かってに改蔵』を単行本で読み、それ以降はどんんどんオタク方面に堕落していった。むしろ向上していったのか?その辺はおのおのの価値観によるだろう。大学に入ってからBL小説とかを自由に購入できるようになってどんどん脳が腐っている。好きなBL作家は『九州男児』らしいよ。さて、そんな彼女の意見は次のごとし。

「今のサンデーの不満ですか。特にありませんねえ」
彼女はあまり他人を批判しない…

「でも何かいうとすれば、なんか特徴のない漫画がある気ぃがしますね。最近の新連載の。バトル物の。でも『トラウマイスタ』は絵が好きです。『アラタ』も好きですね。でもそれ以外は…名前すら思い出せないようなのが…」

「でも『お茶にごす』とか『神のみぞ知る』とか面白いですよね。『最上の命医』も好きです。あとハヤテも。『絶チル』も。あれはアニメもいいですよね。漫画は特に中学生編からのほうが好きかも」
彼女の発言は接続詞として『でも』がやたら出てくるな。彼女は特に今のサンデーについて不満はないようだった。元々不満の少ない人間なのだろうけど。ただ、新人の漫画に個性が無いバトル漫画が多いのには不満があるようだ。


四人目:私

私も実はあまりとくに今のサンデーについて不満がない。
売り上げの低下は、内容の低下というよりも、雑誌というメディアがもう売れなくなってきているのかもしれない、と思っている。少子化だから少年誌はよりいっそう厳しいだろう。

他に、私が特に興味を引かれたのが…雑誌協会のデータで月刊総合誌の資料を見てほしい。

中央公論が41300部。論座なんて17367部。ちょっとした同人誌だったらこれを上回ってるかもしれないぞ。特に私がショックだったのは中央公論。中央公論はページは薄いし高いけど、内容は結構面白い。私の好きな町田康の小説も載ってるよ。ときたまあるルポとかは非常に示唆的だったりする。

ここに載っていない雑誌…例えば岩波書店の『世界』とか、どれほど売れていることなのか。
電車の中ではみんな携帯電話を使っているばかりだし。

みんな、雑誌読もうよ。



おまけ:最近廃刊が決定したのが驚きだった雑誌たち:

①『ヤングサンデー』
もちろんびっくりした。

②朝日新聞出版の『論座』
面白かったのにな。ネット時代にはもはや論壇誌なんて不要なのか?革新派というのが受けないという理由のほうが大きいのか。
保守派の『正論』なんかも7万部行ってないから厳しいだろうな。『諸君!』は編集者二人だけで作ってるって文学会の先輩から聞いたんだけど本当なんだろうか?

③『読売ウィークリー』
大新聞社がバックについてる週刊誌でもダメなのか…町田康のへんなエッセイみたいなのがのってて好きだった。でも良く考えたら他の部分はあんまり読んでなかったかも、高校受験情報とかマンション情報とかばっかり載ってたし…

寒い日には歌おうよソビエト軍歌を

中延文学会の皆様、いかがお過ごしのことだろうか。
日曜日だってのに出張で、今、私は札幌におります。
札幌は日本との時差は0時間だ。日本だからな。

時差はないからいいんだが、寒い。
今夜の品川や川崎は寒いか?寒いだろうな。だが、札幌よりもマシなはずだ。
札幌は室内はぜんぜん寒くないけど外の寒さは尋常じゃない。同じ日本だからってナメていた…これは日本の11月じゃない。ミュンヘンの11月並に寒い。

寒い日にはロシア文化だ。先日亡くなったが、ソルジェニーツィンとか。ラフマニノフとか。ショスタコーヴィチとかもいいだろう。その辺は日本でも一般に知られているから改めて文学会の諸君に伝える必要はないかと思う。

だが、ソ連の軍歌となるとどうだろう?非常にすばらしいものが多いのに(私はドイツ軍歌よりもソビエト軍歌のほうが好きだ)一般にはあまり知られていない。でもうれしいことに、ソ連が崩壊したからか…あるいはロシア連邦の著作権管理がどうなっているのかは知らないが…ネットでいくつかのソビエト軍歌が落とせるようなのだ。

youtubeで赤軍合唱団も見つけたのだが、なんかイメージとぜんぜん違うな…
赤軍も開明化したもんだ。前衛路線はどうなったんだろう。

中延文学会の皆様も以下のようなソビエト軍歌に接されてみてはいかがと思う。
そして寒いところにいる人間のことをたまには思い出してやってください。

ソビエト軍歌ならここが詳しいからヒマでロシア語をやったことがある人はそこをあたるといいと思う。私はロシア語は読めないので英語版を見ているよ。。サーバーが弱いせいか時間がかかるけどそれがソ連崩壊後の現在のロシアの限界かもしれないので我慢してくれ。

まずはこれを聞いてほしい。
В путь
英語題でon the march、早い話が進軍歌だ。
勇ましく、力強く、そしてやる気の出るいい曲だな!
とくに寒いときには力強いこの曲のテーマがありがたい。
学生時代よく聞いてたよ。

youtubeで赤軍合唱団が歌っている動画も見つけたが音楽は上の音源のやつのほうがいいね。

ПЕСНЯ ЗАЩИТНИКОВ МОСКВЫ
英語題ではmarch of the defenders of moscow、となっているからモスクワ防衛軍のための歌なのだろう。たぶんソビエトの軍歌の中ではこれが一番有名か?サビの部分がいいテンポで耳に残りやすい。
アニメのミュージックビデオ風なものがyoutubeに上がっていたが、これはなかなかできがいいなあ。

Марш Советских танкистов
赤軍戦車兵の歌。1939年の曲。
この曲も結構単純な構造でできている。初めて覚えるソビエト軍歌としては最適だろう(べつに無理に憶えなきゃならないようなものじゃないけど…)
無骨な男っぽさが感じられて好きだ。

他にも赤軍に勝る者なしという曲とか好きだったんだがこれはネット上でyoutubeしか音源を発見できなかったのでリンクを張るのはやめておくよ。

…そして、ソビエトは崩壊し、もう二度と『ソビエト軍歌』が生産されることはないだろう。ソビエトが復活しない限り…いちおう1975年にはwe are army of the peopleという曲もあったりしたが、もはや20世紀終盤にはソビエトは人民の支持はやはり得られなかったことだろうから…。ブレジネフってどんな奴だったっけか。昔、本で読んだんだけどな…もはや記憶の彼方だ。

…寝よう…
日本に帰りたい。
あ、ここは日本か。

11月10日と11月11日記念、桂雪路と綾崎ハヤテ(+その他)に詩(とか)を送ろう!

桂雪路は、元々は『親に借金を押し付けられた可憐な女子高生の借金返済コメディ』という畑先生の未発表の読み切りのキャラクターだったそうですね。例によって畑先生のBSの117番による情報です。

ということは、もしかすると桂雪路はハヤテのごとく!におけるヒナギクの位置にあったキャラだったはず。世が世なら主人公を張っていたのにハヤテのごとく!じゃあんまり出てこないキャラの一人に陥ってしまったのか…

あとハヤテはハヤテでなんか不幸の星の元に生まれたような主人公だし…

じゃあせめて誕生日祝いということで、詩(とか)を送りましょう。
私はいまどき珍しくも定型詩をやっている人間なのですよ。
ついでなので他のキャラにも詩を送ろうね。

綾崎ハヤテへ:

こころよく
我にはたらく仕事あれ
それを仕遂げて死なむと思ふ
  (石川啄木)

同じく石川啄木の『はたらけど―』を挙げようかと思ったのですがそれは定番過ぎる気がしたので。でもハヤテなら執事の人生でまさに本望そうな気がしますね…

少年貧時のかなしみは烙印のごときかなや
夢さめてなほもなみだ溢れ出づ
 (坪野哲久)

というのでもよかったかな。


桂雪路へ:

初夢や金も拾わず死にもせず  (夏目漱石)

夏目漱石らしいユーモアといっていいんでしょうか、この句は…
でも私はこの句がかなり好きですよ。
桂雪路も平穏な人生を送られかしという祈りをこめて。
そんな大したものではないのですけれど。


三千院ナギへ:

恋人は めんどうな人 さくらんぼ  (畑耕一)

なんかかわいらしい句でしょう?
でもこれ終戦直後のときの句なんですよね…


瀬川虎鉄へ:

こうしてこうすりゃ
こうなるものと
知りつつこうして
こうなった
     (都都逸坊扇歌)

なんかダメっぽい感じが似合っているような気がして。


天王洲アテネへ:

母も死に子も死に河がながれてゐた (高屋窓秋)

なんかアテネには根底に恐ろしいような孤独があるような気がする。
アテネの母が死んだのか、アテネの孤独はなにごとなのか、とか、そのところは明らかになってはいないのですが何か凄みのある孤独のような気がしますね。
ちなみに、この句は無季の句。春の句とされていることがあるようですが、季節の無い句です。


西沢歩へ:

しゃべり散らすな 愛を
おもひきり胸には水をそそげ
  (逸見猶吉)

愛だろ、愛。と思ったから。


瀬川泉へ:

杏あまさうな人は睡むさうな (室生犀星)

なんとなくイメージで。
睡むさうな、は『ねむそうな』と読みます。


クラウスへ:

我が家の犬はいづこにゆきぬらむ今宵も思ひいでて眠れる
(島木赤彦)

クラウス、私はけっこう好きなんですが不遇っぽいですね…


三千院紫子へ:

隣室に文よむ子らの声きけば心に沁みて生きたかりけり (島木赤彦)

幼子を遺して死んだ点を鑑みて。
しかし、この短歌はあんまりこのキャラには似合いませんね…


春風千桜へ:

また本か。恋しいな、
気障な奴等の居ないとこ   
(上田敏訳、ラフォルグ)

この詩は
銭やお辞儀の無いとこや、無駄な議論の無いとこが』と続く。
なんかこのキャラにあっている気がして。
それにしても千桜はこんな苗字だったか。


マリアさんへ:

昭和衰へ馬の音する夕かな  (三橋敏雄)

マリアさんには改めて考えると苗字がない!


…『ショートソング』っていう漫画(面白いですよ)もあって短歌とかが注目されつつあるのかな?と思いつつも、世間の現状をかんがみるにぜんぜんそんな事実は無いようで悲しい…

何はともあれハヤテと桂雪路の誕生日を祝いましょうか。

テーマ:ハヤテのごとく! - ジャンル:アニメ・コミック

漫画家はどのような状況でどのような状態になるものなのか

畑健二郎のBSから見えてくる現象を漫画家一般に拡張しようとする試み。
比較対象は、とりあえずサンデーBSの作家と…まんが家漫画の名作『まんが道』にしてみようか。あと『燃えよペン』。

調べたことは、漫画家はどのような状況でどのような状態になるものなのか?

今回は特に連載開始期に着目してみたよ。

…健康状態について

分析:畑健二郎のケース
BS第8回など、ずいぶん体を悪くしているように思えるが…
他のまんが家のBSを読んでも、そのような記述は読み取れる場合が少ない。
体を悪くしてもBSには書かないのが普通なのか、それとも体を悪くしなかったのか。

分析:『まんが道』のケース
仕事が忙しくなってくると、健康を害しつつ漫画を描くというシーンがしばしばある。

…アシスタントについて

分析:畑健二郎のケース
BS第3回でアシスタントの募集をしている。

分析:クリスタルな洋介のケース
BS第8回の文章中にアシスタントがすでに存在することが示唆されている。

アシスタントに関しては、畑健二郎の
『さすがにアシスタントを近所の友達に頼るという仕事スタイルが
そろそろ限界に来ましてですね』というのが変わったケースだったのか。

分析:『まんが道』のケース
アシスタントを雇っていた様子がない。注文された原稿を落とすシーンもあったが、そんな状況になってもアシスタントを雇う、という発想がそもそも出てこないようだった。手塚治虫のアシスタント(みたいなこと)をするシーンはある。だが、アシスタントのような存在はこの時代(昭和30年代といってよいだろうか)にはほとんどなかったのかもしれない。

…ファンレターについて

分析:畑健二郎のケース
BS第5回
『えーと、ファンレター色々ありがとうございます。
こんなに人から誉められたのは初めてなので
夜中にちょっぴり泣きました。
WEBから送って頂いたメールも全部読ませて
頂いております。
本当にありがとうございます。
とりあえず頑張って返事を……!!』
よかったですね。

分析:クリスタルな洋介のケース
BS第3回
『えー、たくさんの応援、はげましメールに
ファンレターなどを送っていただき、
本当にありがとうございます!

大っ切に保存しています!
ファンレターのお返しは細々とやっていこうと
思っているので、気長に待っていただけると
ありがたいです。
いやあ。本当にうれしいです。
これからも頑張るので、見てやってくださいね!』

分析:中山敦支のケース
この人はBSの第1回に
『ファンレターください!
アンケートハガキも宜しくお願いします!』と書いていた。
BS第9回に、印象的だったファンレターについて書いた部分が。面白いのでぜひ読んでほしい。

分析:『まんが道』のケース
初めてファンレターをもらったシーンというのが出てきていたが、そのときファンレターの原本らしきものも描かれていた。原本を保存しておいたのだろうか。藤子不二雄のような偉大なまんが家でもファンレターを初めてもらった瞬間があったのだなあ。あたりまえだけど。しかし、そのファンレターを漫画に登場させられるということは、ずっと大切に保存しておいたということだ。何十年も。そう考えるとすごいよね。それほどファンレターというのは重みのあるものなんだなあ。

…単行本が出たとき

分析:畑健二郎のケース
BSの第20回で、単行本が出たときの喜びを語っているよ。
秋葉原駅前の某店、ってゲーマーズのことか?とにかく、その店まで見に行くほどだったのだ。その後も毎回、単行本の発売日には店に見に行ったりしていたらしいが…さすがにメンが割れた今ではそれはないのかもしれないな。

分析:クリスタルな洋介のケース
BSの第13回で、単行本が出てしかも発売数日で重版になった、と喜びを語っているよ。
『オニデレ1巻購入(予定の方も)本当にありがとうございました!
頑張れます。』とのこと。

分析:『まんが道』のケース
喜びようはかなり大きいものだったようだ、そりゃそうだけど。
原稿料が入ってきたことにもかなり重点を置いて書かれていたのはやはり当時の生活が苦しかったためか。

…作品がアニメ化が決まったとき

分析:畑健二郎のケース
アニメ化が決まったことを公式に発表したときのBSは第113回のもの。ネット上にはもう少し早くその情報が外に出てきていた。喜んでいたことはいうまでもない。

分析:『燃えよペン』のケース
島本和彦の去年の同人誌『きょうの島本さん』(だったと思う…現物がどこにあるのか不明なのだ)に『燃えよペン』のエピソードはあだち充に会った女の子が泣いたというエピソード以外はフィクションだ、と(つまりあだち充に会った女の子が泣いたのは事実らしいが)書いているので資料的にはどうなのかと思うが、『燃えよペン』で「嵐の転校生」がアニメ化された時のエピソードはなかなか面白かったなあ。あ、分析になってない…



なんか思いもかけずかなり長い文章になってしまいそうな気がするので以下、来週に続く。

畑健二郎の忙しさの推移をBSの文章から斜め読む(web漫画開始以降)

畑健二郎のBSの記事から、『ハヤテのごとく!』の過去、現在、そして未来を読み解こうという試みの第3弾。読み解くものは畑健二郎の健康とか、仕事の状況とか、そういったところかな。

前回はBSのナンバーでいうと前回は151~200回を扱った。今回は残りの201~207回を扱うことにしている。

web漫画を描くという試みが始められた時期だね。

なお、
連載を開始して1年目ぐらいの記事がこちら
2年目ぐらいの記事がこちら
3年目ぐらいの記事がこちら
4年目ぐらいの記事がこちら


では、以下がその検証の内容なのだ。番号はBSのナンバー。


第201回
web漫画2回目で試行錯誤しているとのこと。
また、単行本17巻の表紙を描いたとのこと。秋を連想させるアイテムを使うのを避けて色合いだけで秋を連想させるように塗ったとか。

あと、この回の本誌(第192話)では『パンツがいっぱい』だったが、
『とりあえず無意識にこういう描写が増えてきたら疲れている証拠ですな。』とのこと。


第202回
単行本の作業が終了したとのこと。
web漫画は、ネームの字を書くのに苦労しているとのこと(ちなみに第205回からは、web漫画の文字は手書きではなく文字ツールになった)。

あと、自転車を買ったのだが買って三日目で転倒したとのこと…

また、『なんだか文章が短いのは
現在、単行本の作業終了で疲れてヘトヘトだから……。』とのこと。

第203回
漫画家生活で視力が落ちたことから、レーシックを受けることに決めたらしい。
畑健二郎は平均の人よりもはるかに分厚い角膜の持ち主だそうだ。

あと、この回(第194話)には『らき☆すた』キャラが出てきていたのだが、『らき☆すた』サイドからたまたま仕事の依頼が入ってきたので、仕事を受ける代わりに許可をもらったらしい。いわゆるクロス・ライセンスというやつだね。

DSのQMAにもはまっているらしいよ。QMAにはハヤテや絶望先生の問題らしいから畑健二郎も喜んでいることだろう。

第204回
レーシックは受けるのを延期したらしい。
あと、成美堂出版から
『プロになるためのマンガ創作BOOK』という本が出て、そこで漫画の製作過程についてのインタビューを受けたらしい。

らき☆すたの仕事を受けたり、インタビューを受けたり、平常の仕事以外も色々やっているようだ。
『今週も吐きそうなほど忙しい』というのもむべなるかな。

第205回
働いているらしい。
『サンデーの表紙描いて、おまけのカード描いて、今週の原稿描いて、小説の表紙描いて、カードゲームのイラスト描いて、もう一つ内緒のイラスト描いて 、WEB漫画描いて、このあとさらに200回記念の巻頭カラー描くという……。』
なるほど…こりゃたくさんあるな…
一つ一つ見ていこう。
・『サンデーの表紙描いて』というのと『200回記念の巻頭カラー描く』というのは、ハヤテのごとく!が200話を達成する予定の2008年11月12日発売の少年サンデー50号についてのものだね。
・『おまけのカード』ってなんだ。サンデーの付録か?
・『今週の原稿』これはいうまでもなく毎週サンデーに載っているハヤテのごとく!の原稿のことだろう。
・『小説の表紙描いて』これはガガガ文庫から出ているハヤテのごとく!のことだよね。
・『カードゲームのイラスト描いて』これもいうまでもなく次のバージョンのカードゲームのことだね。
・『もう一つ内緒のイラスト描いて』これは内緒、とされてるけど、前回のバックステージでも書いていたたぶん『らき☆すた』の仕事のことなのかな。

忙しくてレーシックは延期だそうだ。
あと、単行本17巻発売だねという話。

第206回
畑健二郎の誕生日は10月19日である。この回のBSの文章がアップされたのは10月22日。
さて、畑健二郎が2008年の誕生日について書いている:
『まぁ忙しくて死にそうになりながらも
今週は誕生日だったわけです。
毎年、自分でも自分の誕生日を忘れるほど
誕生日というものに無頓着なので、ほとんど祝われたことがない
わけですが、今回の誕生日はちょっと色々嬉しかったです。
いやぁ皆さん本当にありがとうございました。
誕生日っていいものだったんですね。』
2007年の誕生日(BSでいうと第154回)でおめでとうのメールが2件しか来なかった、というのとは温度が違うね。喜んでいるようだから、誕生日にはおめでとうのメールをファンは送るべきかもしれない。作家としても、やっぱり誕生日というのは積極的にアピールするべきなのか。

また、この週の話は『話自体に特に内容はないですが
この漫画においてはかなり大事かつ重要な試金石みたいな話です』とのこと。
たしかに実験的なスタイルだった気が。ビッグコミックオリジナル風?(なんか違うけど)

『今回の話が皆様にどう受け入れられたのか……?
皆様からの感想などをお待ちしております。』とのコメントも。

第207回
この週は全体的に疲れがみなぎっている感じだった。
『しかし……そうは言っても今週は……もうダメ……。
さすがに限界……。

とりあえず今は寝させて……。』
ということで、なんか今までにないほど疲れたような文章になっている。何かすごく大変な仕事が入っていたのか。

もしかしたら、先週の新しい試みがなされた回の感想がいまひとつよくなかったのでがっくりしているのかもしれないね。


…というわけで、201回から207回までのBSを振り返ってみた。

①調べた期間が短いのではっきりとしたことはいえないが、この期間においては、大きな問題は生じてはいなかったようだが、忙しいことは確かだ。

というか、よく読みなおしたら、201回から207回までで忙しい、あるいは疲れたという記述がない回は無いのだ。つまり…この調査を始めたときからうすうす感じてはいたが…

畑健二郎が忙しくないときはないのだ。

連載が開始したらそれはもちろん忙しいし、人気が出たらカラーとかの仕事があって忙しいし、単行本が出たら仕事でまた忙しいし、アニメ化とかしようもんなら色々な商品の仕事で忙しいのだ。

それでも、この201回から207回までの期間は比較的マシだったのかもしれない。レーシックを受けようかという計画を立てることはできたし(まだ実行していないが)。ただ、今後、アニメ2期の放映開始が公式に発表されるなどしたら、また2年前のような忙しさが再び畑健二郎周辺を取り囲むことになるだろうが…

②200回から始められたweb漫画は、好評を博しているようだ。
第200回のBSにも『あ、でもキツくなったらまたイラストや写真に戻るかもしれませんので、その辺はヨロシク。』とweb漫画について付言があったように、畑健二郎の仕事が忙しくなりしだい、このweb漫画も終わることになるのだろうが、とりあえず今は来週のweb漫画がどんなものか、わくわくしてやろうじゃないか。個人的には、本編にあまり出ないようなサブキャラが小ネタとして出てくるのがうれしいな。西沢さんとか。私が個人的に好きな千桜とかはどうかな。


…さて。これで2008年11月2日現在までのBS、その207回分をすべて再読したわけだが…

この調査は、元々の目的は畑健二郎の健康状態などを知ることだった。何せ、ハヤテのごとく!は作中の時間の進みが遅い。1年間の連載に対して作中では1ヶ月くらいしかストーリーが進まないのだ。すると、2008年11月現在、作中の時間ではハヤテたちは高校2年生の5月…すると、このペースで仮に高校卒業までストーリーが進んだとすると、連載はこれからまだ23年間かかることになる。27年間に及ぶ長期連載になってしまうわけだね。まさかそんなに続くとはちょっと考えにくいけれども…

もしもそんなに長期に連載するとしたら、23年間もの長期連載に畑健二郎は耐えられるのか?ということを検討するのが本来の狙いだったのだ。畑健二郎が30前ぐらいで連載を開始したとすると、50歳強になってしまう。

太宰治は38歳で死に、坂口安吾は48歳で死に、夏目漱石は49歳で死に、手塚治虫は60歳で死に、藤子F不二雄は63歳で死に、赤塚不二夫も72歳で死んだ。作家は総じて短命だ。

畑健二郎もしばしば胃が痛い、などと体の不調を訴えている。縁起でもない話かもしれないが、畑健二郎が連載半ばで死ぬと、ハヤテのごとく!の謎を残されたままの読者は困ることになる。死なないまでも、大病でもされて話が中途半端になったり、終わり方がベストなものでなかったりすれば、それぞれ遺恨を残すことになるだろう。畑健二郎には体を大事にしてほしい。なぞなぞは出しっぱなしで帰っちゃいけない、と幼稚園で習ったはずだ。

なんか話が暗くなったので…
ちなみに、23年前というと…サンデーってどんな雑誌だったのか?
中延文学会の蔵書の山から1985年11月13日号(発売は10月31日)の少年サンデー48号を探し出し、チェックしてみたのだが…

サンデーは180円だ。338ページ。
表紙は安永航一郎の『陸軍中野予備校』。アオリが「白米死守!オールカラー!」。ちなみに、当時のオールカラーってのは本当のオールカラーではなくて赤と黒。また、この号は島本和彦の『炎の転校生』が最終回を迎え、『タッチ』と『炎の転校生』のコラボ企画が実現していた。ゲーム情報ページ『最先端くらぶ』が新連載だ(増刊号から移ってきたらしいが)。で、その第一回で紹介されていたゲームが『スーパーマリオブラザーズ』。

…23年間ってすごいな。

また、連載は次のようなもの。作家名は略。
『タッチ』
『B.B』
『バランサー』
『ちょっとヨロシク!』
『スプリンター』
『陸軍中野予備校』
『青空ふろっぴい』
『うる星やつら』
『TO-Y』
『ジャストミート』
『炎の転校生(最終回)』
『天地無用』
『究極超人あ~る』
『ないとバード』
『ラグナロック・ガイ』
『舞』
など。

作家のコメントもなかなか時代を感じる。
「タッチのアニメが、視聴率30%を超えたらしい。すごいね~~!!(あだち)」
「阪神が優勝してしまった。まったく、変な一年であったなあ~。(ゆうき)」
「自転車に乗っててコケてしまった。ううっ、ヒ…ヒサンだなぁ…。(安永)」
畑健二郎も23年の時を越えてコケたわけだった(第202回のBS参照)が…

…「引越しのとき整理が進まない状態」になりつつあるので昔のサンデーの話はまた別の機会に。


さて、この4年間にわたる連載で畑健二郎が書いてきたBSを分析して、その経験を漫画家全体に一般化できる部分があるかもしれない。すなわち、以下のようなことがわかるかもしれない。

①漫画家はどのような状況でどのような状態になるものなのか?
例えば、週刊連載開始後すぐの時期には、漫画家はどのような状態にあるものなのか?アニメ化が決定してからはどのような除隊になるのか?などといったことについて。その答えによって、作家やその周辺は連載を開始するときどのような準備をしておくべきか、といった目安が得られるはずだ。


②漫画家のファンはどのような行動をとるべきなのか?
畑健二郎のBSの第19回には次のような言葉がある。
『皆様からのファンレターだけが最近の生きる活力ですので……』とのこと。
漫画家の心身の状態がよくないときには、よい作品も描きがたいものだろう。よい作品をひいきの作家に描いてもらうためには、その作家の心身の状態を良くする必要がある。
とすれば、ファンが作家を応援するときにはどのようなことをすればいいのか?検討したい。


③まんが家バックステージで何ができるのか?
まんが家バックステージの機能(『前回の記事を読む』ボタンすらない)から考えて、まんが家バックステージの開設当初には、畑健二郎のようなマメな作家が出現し、毎週毎週4年にもわたって記事を更新し続ける…という事態を想定していたものとは思えない。

しかし、畑健二郎の登場以来、まんが家バックステージに対し、毎週、数多くのニュースサイトからリンクが張られるようになっている。webサンデーの管理者はそれらのリンクによって得られたアクセスをより有意義に使える余地がある気がする。そこで、僭越ながら、webサンデーの閲覧者の一人としてどこをどうしてほしいか、ということを書きたい。

以上については、来週に書くこととしたい。



…ちなみに。
畑健二郎のBSの『励ましのメール』を送るための機能は、他の作家のものと違う。
『畑健二郎先生への励ましメールはこちらへ』というところを押すと、直接畑健二郎へのメールが送れるページに進むが、他の作家のBSにおいては『メールを送りたい先生の名前』を書き込まないといけないのだ。つまり、畑健二郎には専用のメール送り用ページがあるということだね。

たぶん、畑健二郎にメールを送る人は他の作家と比べてもかなり多いのだろうな。
あるいは畑健“次”郎って書く人が多かったとか…

テーマ:ハヤテのごとく! - ジャンル:アニメ・コミック

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