ナカノブひとりぼっち

(日常はあっけなくデストロイされちまった!)

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私立探偵ブリトニー  ~産業スパイはなかなか死なない!の巻~

前回までのあらすじ

事務所の家賃も払えないほど事件に恵まれない私立探偵のブリトニーは、存在しているだけで事件に出会うような小学生探偵や高校生探偵に感化されて、自分から事件に巻き込まれに五反田の街をうろつきだした。



さて、とりあえず事務所は出たものの。
特にアテもなく出てきたもんで、まったくこれから何をしなくちゃならない、ってことは無いんだな。
こりゃ手持ち無沙汰だ。
おかしいな、コナン君や金田一君なんかはちょっと街を出歩いたらすぐに随分と用意周到な殺人計画に巻き込まれたりするもんなんだが…やっぱり雪山のペンションなんかにいったりしなきゃダメか。

…こいつはどうも日本がよっぽど平和すぎると見えるな。
五反田ってけっこう都会だろ?一号線もまん前に通ってるし…
いや、それは関係ないか。
これだけ日本が平和だったら俺みたいな私立探偵も職にあぶれるわけだ。
じゃ、同様にヒマにしてるはずの、いわゆる同業者ってやつをあたりに行こう、と考えたのは凡人の思考ってやつだろうか…

とりあえず大学の先輩、三途ノ川さんのところに行こうと思ったのだった。
金貸してもらえるかもしれないし…と、ね。

さて、あらかじめ言っておくと、三途ノ川のセンパイは刑事だ。
英語で言うとディテクティブ。
私立探偵の俺がプライベート・デイテクティブだからその差は私立か私立じゃないか、ってなだけのはずなんだが…
なんでだろうこの金回りの差は。
刑事がそう高給取りってわけじゃないはずなんだが…
つまり俺が相対的に貧しいのか。

「ははあ、ブリトニー、お前どうも金が無いらしいな…」
俺を見るなり三途ノ川先輩はそう言った。
第一声がこれかよ。
「だってお前、見ろよ自分の顔。
 ヒゲそってねえな、4日ぐらい。
 商売の話があれば少なくともヒゲぐらい剃るだろ?」
なるほど、さすが刑事は推理力があるなあ…

ってこれは当たり前の話じゃないか。
俺は客が来ないで無駄に飯食ってるだけだった間に一般的社会習慣を喪失しちまっていたのか…
しかしそれはとりあえずおいといて。

「まあそうなんですけれども。
 先輩、何か仕事みたいなもののアテはありませんか。
 いまヒマだから安くしときますけど」
「お前いっつもヒマだろ。だったらいつでも安くしてるんじゃねえか」
「まあそうなんですけれども。
 あ、また『まあそうなんですけれども』とか言っちゃったよ。
 図星指されてばっかだな」
「それだけ君には裏表がないってわけだよ、いいことじゃないか…
 さて、あまりジョークばっかり言ってるわけにもいかんな。
 仕事のアテかあ…うーん」

先輩はちょっと考えてしまった。いや、考えているフリをしただけか?

「こういうのはどうだろうか…
 いいか、俺は刑事だからもちろん、市民から刑事事件の捜査を要請されて仕事にかかるわけだ…
 お前は私立探偵だ。つまり、刑事事件ばかりを扱わなくてもいいってことだよ」
「はあ。と、いいますと」

「わからないかな?
 ちょっとオモテに出しにくいような民事事件の相談を受けるんだ。
 具体的に言えば、『営業秘密』に関する事件を承りに行くんだな…
 『営業秘密』ってのは、有名な例を挙げるとすれば…コカコーラ、知ってるだろ?
 あのコカコーラのレシピってのは、実は特許をとってないんだ。
 コーラのレシピはまったく公表されないで、営業秘密として社外には一切出されない。そっちの方が特許をとるよりも営業上得策なんだよ。
 そこでだ。
 そういった営業秘密を盗み出されそうになっている、そんな企業の手助けをしてやるってのはどうだろうか…
 これは企業側は公表したくないから警察には相談しないし、需要があるんじゃないか」

「なるほど!
 つまり産業スパイ対策ですね」
「まあそうだな。やってみたらどうだ」
「ええ」

かくして、先輩の勧めどおり俺はアンチ・産業スパイとしての活動を始めることにした…
これなら平和な日本でも十分やってけそうだ…

「しかしどこで産業スパイに困ってる客ってのを探せばいいんだ?」

(続く)
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テーマ:創作オリジナル - ジャンル:アニメ・コミック

コメント

前回カテゴリについて悩んだりしたので、今回は創作オリジナルのカテゴリに入れてみたよ。

ただ、これって創作オリジナルとも厳密には違うんだよなあ…
ハヤテのごとく!のパロディなんだよなあ…
うーん、うまく当てはまるものが無い。

  • 2006/11/06(月) 23:50:08 |
  • URL |
  • ファンの一人 #-
  • [ 編集]

やっぱり『創作オリジナル』とも違うようだな。
なんなんだこのなじめなさは。
溶け込めなさは。

  • 2006/11/06(月) 23:52:25 |
  • URL |
  • 団藤 #-
  • [ 編集]

おい、ブリトニーは女の子だったんじゃなかったっけ。
なんでヒゲがのびるんだよ。
別にその辺もマジカル☆デストロイならではのいい加減さで克服できそうだけど。

  • 2006/11/06(月) 23:57:41 |
  • URL |
  • 超伝導ET #-
  • [ 編集]

なんか今週のハヤテのごとく!が
いまひとつ突っ込みどころにかけた無難な感じだったので
『解釈の地平』はまた来週。にするよ。
それにしても探偵小説ブリトニーは結構面白いな。

  • 2006/11/08(水) 23:25:26 |
  • URL |
  • e-co #-
  • [ 編集]

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