ナカノブひとりぼっち

(日常はあっけなくデストロイされちまった!)

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退屈な日々には新しい形のBLを創ろう!虎鉄×ハヤテBL小説第?弾

雨の日って憂鬱、何ていうのは使い古された惹句なのかな?昼間は晴れていたはずなのに、夕方ごろから小雨が降りだしていたようだ。こうしていると何もしなかった休みの一日が思い起こされる。

具体的には闇金ウシジマくんを全巻再読していた。なんか読むたびに心にささくれが出来る漫画なんだけどなんか読みたくなるんだよね。そんでもって読んだら読んだでやっぱり暗い気分になるんだよね。でも読んでしまった。あと、非常食のカンパンをどんな味かなっと食べつくしてしまったり、MGS3をやってみてやっぱりうまくできなかったりもした。すぐに見つかる間の悪いスネークに苛立った。やっぱりグレネードを主力武器にして戦っていくというのは無理があるのか?しかしそんな苛立ちをぶつけるところはどこにもなかった。

さて、こんな一日の埋め合わせにせめてこれからでも何かしようか。

「そうだ!BLを書こう!それも新しい形のものだ!」

既存のBL概念ではあり得ないようなBLを作ろう。今まで書いてきたのも結構「これってBLか?」とか言われていたけれども、それはそれこれはこれ。

というわけで以下、その所産。言うまでもないことだがBL注意。

「知ってる?温めると同性愛行動を起こすようになった特別な遺伝子組み換えをしたハエっていうのがいるらしいんだよ」
「へえ…それがどうしたの」
「いやあ、そのハエが研究所とかから逃げ出して、子孫が繁栄したりしないかなあって思って」
「ふうん…でも、同性愛行動を起こすハエの子孫がそもそもできるのかね?」
「それが難しいところだ…」

虎鉄とハヤテが校庭の芝生の上に寝転がり、他愛ない話をしていた。どっちがどの発言をしたのかは想像にまかせよう。

「温めない状態なら同性愛行動に出ないのなら、繁殖する可能性はあるよね…で、暖かくなったら世代が続かなくなるわけだ。これは夏場のハエ抑制に使える技術なんだろうか、ええ」
「ああ」

ああ。

ああ。

ああ。

「ダメだっ!」虎鉄はいつもは半開きの目を、半開きの目を、カッと見開いて体を起こし、上半身を右斜めにひねりつつ強い反動をつけて右前回り受身の姿勢から前転し、腕、背中、そして脚と正しい前回り受身の動作を行ったのち脚を大地にばたんと力強く叩きつけ、反動で立ち上がって叫んだ!

「ああなんだよこの怠惰な日常。俺ってもっと刺激的な日常を送りたいと思ってたんじゃないのか。なんだよこの退屈な日常。そうだ傍らに綾崎がいるのに今俺がしゃべってる言葉はどうでもいいような妄言危言珍言夢幻。なぜ綾崎を抱きしめないんだこの春の日に。初春の肌寒さの中なぜ綾崎を抱きしめないんだ!肌寒さの中になぜ綾崎の体温を感じ取ろうとしないんだ。ああもう、俺らの何かが破綻していることは明らかなんだそれなのにみんなそれを直視しないで混迷のうちにくだらない冗談を交し合ってる匿名性ん中で。ギスギスした日常よ今日は。傷つけられてもいいから君の本音が聞きたいんだ。そうだろみんな。

ニーチェは言った、「これが人生か、ならばもう一度!」ウィトゲントシュタインは言った「語りえないものについては沈黙せざるを得ない」そしてリンドバーグは言ったんだ「ヨーロッパ全行程にわたる好天候の確報など待ってはいられない。今こそチャンスだ。さあ、明け方に飛び出そう」。今だッ、確かめようぜ愛を。叫ばせてくれ愛を。許されはしない愛を!後ろ指さされる愛を!

綾崎、愛してるよ!」

「虎鉄さん…どうしたの」
「どうしたもこうしたもあるかこの野郎、ねェ俺のこと愛してる?」
ハヤテは戸惑いながらも「愛してるよ」と言った。

「ああ。

 そう。

 ああ。

 そりゃいいな。

 でも、こういうのじゃないんだ!」虎鉄は肺の底から搾り出すような吐息と共にそう叫ぶと隣で目を丸くしているハヤテその人を抱きしめた。

「なんだよッこの細さは。ハヤテは男の癖に華奢なんだ。抱きしめてもか弱い少女か仔猫かなにかを抱いてるみたいなんだ。でもそこに確かに骨ばった何かも感じる。体温も。息遣いも。髪の毛が軽く触れるのも。薄い服の布地も。ああハヤテは今押し殺したような荒い息をついたね。君が吐いた空気の中に暖かさを感じる。今の時季に一番暖かく感じるものなんだろうか。ハヤテの瞳が戸惑ってるみたいに動いてる。首筋は脈打ってる。そうだ首に噛み付いても良い?」

ハヤテは虎鉄に抱かれるままで、目を見開きながら「いいよ」とか細くいった。

「ありがとう」虎鉄はハヤテの首筋を甘噛みした。虎鉄は顔を近づけるといっそうハヤテを感じた。思った。ハヤテは孤独なのだろうか。今。三千院家の執事として働いていて、両親はいなくなっている。でも代わりにナギやマリアさんがいてハヤテの生活にはなくてはならないものとなっている。執事をやっているのは虎鉄も同じだ。ちょっとボケたような瀬川お嬢。お金持ちのお嬢。金のないハヤテ。ハヤテにあるのは悲しい記憶と借金と可愛い顔、そしてきれいで華奢な体だけだ。

虎鉄は首に噛み付くのをやめた。代わりにハヤテの唇に唇を重ねた。

世間じゃ今この瞬間も誰かが死んでる。誰かが人を殺している。殺されかけている。殺そうとしている。俺と綾崎が息を交換しているその瞬間にも。

将来俺も誰かを殺すんだろうか。綾崎は借金を返せるんだろうか。未来のことなんて分からないさ。

虎鉄はハヤテの首を軽く絞めた。手のひらで感じるハヤテの脈。ハヤテは生きている。

ハヤテの背中に手を回した。抱きしめて改めて思うハヤテの細さ。ハヤテの上着を脱がせた。シャツ越しにあばら骨を感じる。ハヤテと虎鉄は抱き合ったまま横に転がり、ハヤテが上になった。ハヤテの背中に春の日差しが当たる。虎鉄はハヤテの心地よい重みを感じていた。

三月の風が吹いていた。




劇終
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コメント

面白いけどワケがわかりません…

いや、これでいいのか。
ワケが分からなくていいのか。
これが青春のほとばしりなのか。
くそう。

  • 2008/03/05(水) 01:25:12 |
  • URL |
  • e-co #-
  • [ 編集]

やっぱりワケがわからなすぎるか?

  • 2008/03/05(水) 20:18:02 |
  • URL |
  • ファンの一人 #-
  • [ 編集]

いや、面白いと思うよ。

  • 2008/03/10(月) 23:19:39 |
  • URL |
  • 超伝導ET #-
  • [ 編集]

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