ナカノブひとりぼっち

(日常はあっけなくデストロイされちまった!)

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機械のハヤテって機械のかわうそとは違うの?の巻

さて、今回のハヤテ君はなんだか見ててかわいそうになるぐらいでしたね。
ハヤテの「必要にされる僕」というアイデンティティの崩壊ですよ。
人間は誰しも、自分が必要とされなくなるということに危機感を抱いているのです!(かってに改蔵風に)

地元型商店街は大型スーパーの進出で自分たちの店が必要とされなくなることを恐怖し!
ドラえもんの作者(片方)は漫画を描ける転校生(もう一方)の出現にうろたえ!
四番打者だって大型新人の入団にはおびえているはずなのです!

それにしても今回の13号ほどに有能なロボットが出てきたら人間って何をすればいいのか。かつてチェスの世界王者がスーパーコンピューターに負けたみたいな人間特有のこの炸裂するやるせなさをどこにぶつければいいのか。ちょっと考えてみましょう。

まず、家事についてはほとんど完璧にこなすらしいのでまず主婦って働かなくてもいいことになりますね。主婦がみのもんたに「主人が家事を負担してくれないんです…」とか不満をぶつけることもなくなるでしょう。そもそも家事がないんだから。ああジェンダーイコールソサエティーのつまらなさよ。私はドロドロした世界が結構好きなんですが。夫婦不和は犬も食わないって言うから私は犬以下の悪食なのか。

マッサージも出来るんだからマッサージチェアとかも形無しですよ。リフレクソロジー店もつぶれるでしょうね。なんてこったい英国式リフレクソロジー。
一般事務作業とかも余裕でこなしそうなので、OLはみんなクビですね。ああ窓際族。窓際族の存在すら抹消しそうですねこのロボは。
まんがの品評眼もあるのでたぶん本屋の店員も立場が危ういですよ。本屋の本の入れ替えも店番もPOP書きも全部このロボがやってくれることでしょう。もうブックオフに行ってもあの奇妙な明るさの中に沈殿して鬱々しなくてもいいのですよ。

さらには、ゲームまでできるという。ゲームは誰かが代わりにやってくれたら別にしなくてもいいってものじゃないでしょうけれど。遊びだし。レベル上げはやってくれそうですね。その点は便利なのか。しかしそれって製作者の意図に反している気がする。「レベル上げも含めてゲームだろ?」みたいなことを言われたら反論できない。

…さて、ありとあらゆることを人間の代わりにロボットがやってくれるようになったら、人間は何をすればいいのか?

たぶん、その答えは「何にもしなくていい」なのでしょうね。人間は趣味的な活動しか、やらなくなることでしょう。なんてったって、労働はロボットが無感情にこなしてくれるんだし。人間に必要な資源も食べ物もインフラ整備もロボットがどうにかしてくれるんでしょうから。
おそらく、一時的に失業者の急増によって社会に不安が巻き起こるのでしょうが、そもそも産業自体が労働者を必要としなくても十分な福利を生み出せるような構造になり、人間はみな失業者であっても問題とならなくなるのでしょうね。

だとすれば、人間は何をするのか。どんなものが趣味になりうるのか。

将棋やチェスは既に人間よりもロボットのほうが強いらしいからそういうことを趣味にするってつまんなくなるんじゃないでしょうか。ゲームってのはCPUとやってもあまり面白くないってもので。どれだけやってもCPUと勝てないようなものをやるのってなんだか自分の無力感を感じさせられてしまいますよね。

釣りとかはどうでしょうか。釣りは食べ物を得ることじゃなくて釣り自体を楽しんでいるんだから趣味になりうるでしょうね。同様に、園芸なんかも趣味として成立しうるでしょう。

で、私はやはりこの点を挙げておきたいのです。
真に創作的な活動はやはりロボットには無理なのではないか、ということです。
例えば、漫画において何が面白いのか、ということは個人の価値判断によるものであって、一定のアルゴリズムから一義的に算出されるものではないでしょう。だとすれば、ロボットには独創的な漫画って描けないのではないか…と思うのですが。すると22世紀にも漫画家は必要な職業として残るんでしょうね。

もっとも、13号はナギに漫画の描き方をアドバイスしていますが…
うーん。どうなんでしょう。私の仮説は無理があったのでしょうか。
いくつかの価値観に対応した選択的なアルゴリズムを構築すればある意味独創性のある漫画を描くロボットが出現しうるのでしょうか?

次回のハヤテのごとく!が『ハヤテ君が13号のアドバイスによるものよりもナギの漫画を面白くする』みたいなのだったらある意味面白いですね。いや、面白くないかもしれませんが。

ちなみに吉田戦車の『伝染るんです』では「今までよりも22パーセント良くなる機械」で生身のかわうそが機械のかわうそに打ち勝ってかわうそのアイデンティティを取り戻していましたが…「ハヤテ君が今までよりも良くなる機械」っていうのを考えたら…一気にハヤテのごとく!が不条理ギャグの世界に!やはり機械の体は禁断の技術だったのか!
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テーマ:ハヤテのごとく! - ジャンル:アニメ・コミック

コメント

若干皮肉っぽくなってしまったかな。
今回はあまりストーリーに進展が無かったね。
次回、どのようにしてハヤテがアイデンティティを取り戻すのか!?というのが今から楽しみだな。

  • 2006/11/01(水) 19:53:51 |
  • URL |
  • e-co #-
  • [ 編集]

労働しなくていい社会ね…
ちょっち魅力かな…とかゆって。

  • 2006/11/01(水) 20:36:16 |
  • URL |
  • 団藤 #-
  • [ 編集]

ハイデガー的にいえば、社会からハヤテがどういう役割を求められているのか、それが問題だ。
というか極論すればもしかしてナギは別に執事が機械でもいいのか?

  • 2006/11/01(水) 23:33:43 |
  • URL |
  • 超伝導ET #-
  • [ 編集]

それにしてもよく考えたら『自分の考えたマジカル☆デストロイ』を全然書いてないや。
そろそろ書かなきゃね。

  • 2006/11/01(水) 23:36:27 |
  • URL |
  • ファンの一人 #-
  • [ 編集]

そぉかあ!
なんかこのブログには足りないものがあるなあと思ったら、それは、

殺意だ!
殺意無きブログには生命の跳躍がないのだ!
影なきところに光は輝かないのだよ!
またこんどは殺意に満ち満ちた『僕の考えたマジカル☆デストロイ』を書くよ。待っててくれ。

  • 2006/11/02(木) 00:30:10 |
  • URL |
  • 団藤 #-
  • [ 編集]

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