ナカノブひとりぼっち

(日常はあっけなくデストロイされちまった!)

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韓国における漫画(マンファ)の現状について

友人から韓国の漫画についての記事について、どう思う?と聞かれたので、その答えをここに書かせていただこう。

まず、このリンク先のスレの中での意見として、こういうのが多い気がする:「マンファという言葉を使っていかにも日本の漫画と異なったことをやっているようで、実際は日本の漫画そのものじゃないか云々」。こういうことを言っている人がいるようなのだが、たぶん、その人はいくらかこの記事の意味を誤解されていると思う。

『マンファ』というのは単なる『漫画』という言葉の韓国語読みである。つまり、韓国語で「漫画」と言っているだけである。その意味で、漫画=マンファである。たぶん、ただ単に、韓国発の漫画であることを記事の執筆者は強調したかったのだろう。マンファそれ自体は別に新しい単語ではない。たぶん、韓国人が漫画の起源は韓国だ!と言い出すことは無いと思う。起源は…アメリカの新聞漫画かなんかじゃないかね、知らないけど。

ちなみに、マンファという言葉について更に説明を加えるとすれば…朝鮮語では画の字を『ファ』と発音する。漫の字は日本と同じく『マン』と発音する。二つあわせてマンファ。実際の発音はマンナ、といった方が近いかもしれない。
さらにトリビアとして、映画はヨンファ。映画の映の字と英語の英の字は同じように『ヨン』と発音する。英語は『ヨンヲ』って感じの発音になる。きりが無いのでこのあたりでやめておく。さらにさらにトリビアとしては、韓国語でひとつ、ふたつ…みたいな数え方を続けていくと(これが99まであるのだが)、9は「アホッ」で90が「アフン」。なので99は「アフンアホッ」である。語感がどうしてもアホっぽいのだった…だからどうしたんだと言われたら非常に困るのだが…。

…さて気を取り直して。この記事を書いた人の『マンファ』という単語を使った意図というのは、韓国の漫画文化は日本の漫画文化から乖離しつつある、という点を強調しようとしたのだろう。それは真実だろうか?

私の考えを述べさせてもらえれば、その指摘はある意味で正しいと思う。韓国の漫画の絵は…少なくとも絵柄についていえることは…幾分、絵がこってりしているのである。80年代の日本の漫画を思い出していただければ分かりやすいかと思うが、ああいう感じだ。
ストーリーはどうか。ストーリーもまた、こってりした感じだ。雄大なストーリーが多い。日本人にとってはいくらか大味かもしれない。だから、日本に韓国の漫画を輸入してもたぶん受け入れられないだろう。アメリカならあるいは人気を博するかもしれない。映画化される予定があるということは、いくらか受け入れられつつあるのかもしれない。

しかし、日本の漫画と韓国の漫画(ここはあえてマンファという言葉を使うのは避けよう)が完全に同じようなものであるか、といわれたらその答えは勿論「ノー」だ。だが、全然違うものなのか、といわれたらそれもまた勿論「ノー」と答えないわけにはいかないだろう。日本と韓国の漫画の読者の嗜好は確かに似たようなものではあるが、完全に異なってはいないのだ。例えばそれは関西のテレビと関東のテレビは放送しているものが結構違うが主要な部分は同じ、といったことと似たような問題なのだろう。

この記事の執筆者は韓国の漫画が日本の漫画とは異なった形で米国で受け入れられつつあることについて性急なアピールをしようとして、実体にそぐわない記事を書いてしまったんじゃないか、というのが私のこの記事を読んでの感想だ。この記事の執筆者の言うように韓国の漫画はそう優れたものとも限らないし、スレの人々が書いているように韓国の漫画がクズばかりだとは言えない。実際に韓国の漫画を手にとって見ればわかるんじゃないか…といいたいけれど、日本にはあんまり韓国の漫画が輸入されていないし、難しいかな。


付言として:
①韓国の少女漫画は日本の漫画とほとんど変わらないと思う。少女の悩みってのは万国共通なんだろうか。

②韓国の市場において日本の漫画が多いとはよく言われるが…さすがに市場全体で見ても3割ぐらいしか食い込んではいないと思う。少年漫画においては多いが、青年漫画あたりになってくると、やはり、その国にあった漫画が受け入れられるのでは。絵柄も、ストーリーのどちらにしても。異文化の輸出、輸入というのは難しい。特に娯楽産業においては。
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コメント

韓国語と日本語はお互いに翻訳しやすい言葉なのだから、二つの国における文化がある程度共通化されれば両国の出版文化にとってプラスになると思うんだけれど、こういった文化交流はそう簡単にはいかないだろうね…

  • 2007/04/28(土) 23:56:07 |
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  • ファンの一人 #-
  • [ 編集]

ふうむ。

そういえば…こういう言葉があったなあ。「外国語をあまり知らない人の方が、外国語の流暢な人よりも外国語を面白がる。楽しみは半可通にある」…ニーチェらしからぬ言葉なんだけれども。
でも、ニーチェはこうも言っているはずだ、
「苦を愛せ」
半可通の喜びから脱却して自ら理性的に苦しみを求めてみるのもいいかもしれない…

何がいいたいのかっていうと、語学でもやろうかなあってことだ。

  • 2007/04/29(日) 16:44:04 |
  • URL |
  • 超伝導ET #-
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